SEIKO LORD MATIC 23JEWELS

古いSEIKOの自動巻。この時代のGSやKGは、かなり高値で取引されていますが、機械式の時計を楽しむには、このLMがお手頃価格で、入手出来ます。

SEIKO　LORD MATIC 5601-9000 23JEWELS

 

SEIKO　LORD　MATIC。１９６８年から１９７５年に作られた、機械式自動巻腕時計。ビジネスウォッチとして生産された諏訪工場製の「マチック系」最終製品です。

 

大きな線傷が入っています。しかし、この風防、プラスチック製なので、ピカールで研磨すれば、ナントカなりそう。格安で入手しました。稼働中とのことですが、オーバーホールも視野に入れて、落札。

 

ひたすら、ピカールで夜な夜な研磨。２ｃｍほどあった風防の線傷も浅かったこともあり、綺麗になりました。１９７５年３月製造のロードマチックでした。４０年の歳月を重ねている古い自動巻き。日差-20秒。少し遅れますが、実用範囲。

日付も曜日表示もない、シンプルな腕時計をあえて選んだのは、この、ロードマチックは、当時、世界初の日・曜修正装置を搭載をしていましたが、経年劣化で修正歯車がスリップして、空回りする弱点を持っているから。。

 

左5606-8050　1974年10月製造のロードマチック25石

 

風防はハードレックス。ケースのデザインも微妙に違います。曜日変更は、（午後８～午前１時）を避けて、使ってます。

 

どちらもお手頃価格で機械式腕時計を楽しめます。

 

左6218-8971　1964年10月製造のセイコーマチックウィークエンダー35石

ウィークエンダー（62系）。常用している腕時計ですが、これより一回り小ぶりな時計です。最初、はめた時は、？？？？普通やん。しかし。カレンダーがない時計は、今では殆ど無いので、かえって新鮮な感じがします。

気に入っていたウィークエンダーが、ごちゃごちゃして見えてしまいます。何もないシンプルさが、かえって美しい。

しばらく、ロードマチックの弱点を気にすることもなく、21600振動。ロービートの56系ムーブメントを楽しんでみます。