SEIKO SPORTSMATIC DELUXE 7619-7010

古いSEIKOの自動巻きで遊ぶこの頃です。大掃除の合間、部屋で、ジャンク扱いの自動巻き時計を触っています。ケースと風防を磨くだけでは飽き足らず、禁断の道へ誘われて、ハマッていく世界。しばらく飽きるまで、遊んでみます。

何年後には、全て分解してオーバーホールできれば・・・良いんじゃない。今回は、初心者編。蓋を空けて、時間調整と文字盤の掃除までです。

今回入手したもの、セイコースポーツマチック5 デラックス23石2本。2本とも、送料込みで3,000円以下。ジャンクです。動かないかもしれません。リスクはあるものの、目的は、時計の分解練習なので、運が良ければ、使えるかもしれません。

 
 
ジャンクその1。筆記体のロゴの文字盤。「これイイわ~」レトロな感じが良いです。さらに、カレンダーが黒バック。これまたレトロ感が良いです。フェイスはソコソコ綺麗。しかし、ムーブメントは、かなりサビが入っていてジャンク。一応動きますけど・・・。
 

ジャンク2。更に探していると、昔なつかし、ジャイロマークのスポーツマチック5。この文字盤使いたいわ~。この時計、曜日が動きません。文字も禿げてるし・・・

2本のジャンクの部品を合体して、動く時計を造りましょうか・・・そんなスキルはありませんけど・・・。壊してしまうのがオチかも。でも、衝動には勝てず、分解したいわ。2本落札です。


届いた時計を分解します。まずは裏蓋を外します。時計専用のヘラのようなものでこじ開けます。どこからヘラを入れたら良いんだ~。きっと隙間があるはず・・・しかし、目視ではほとんど解らず・・・早速試練を受けます。

ヘラを差し込んで、感を頼りに上下に動かしながら、隙間を探します。なんとなく・・・裏蓋のシリアル番号の下あたりが手応えありそう。慎重に差し込みながら、てこの原理で上下に動かし。「パカッ」無事外すことが出来ました。汗かくわ~。しかしウレシイ。禁断の世界へヨウコソ・・・って感じです。

裏蓋が空いたら、時計の遅れや進みぐらいを調整できます。チョット遅れるので+側に調整です。時計屋さんみたいな事やってます。何度かやって、追い込んでいきます。


セイコースポーツマチック5デラックスには、日送りのボタンがついてます。30日で終わる月があるので、そんな時は、このボタンを押して調整するんでしょう。しかし・・・・古い個体です。ボタンがケースの中で固着して動きません。こんなジャンクが多いです。

Cリングを根性入れてずらして外します。エラい小さな部品です。固着したボタンをキリと金槌で叩きます。ポロッとボタンがでてきました。バネが入っているだけのシンプル構造。こりゃ錆びて固着するわ。綺麗に洗浄して、少しオイルを挿すと、ちゃんと機能しました。やるやん。自己満足。曜日送りボタンが動かないジャンクも怖くないぞ~。


ケースから本体を外して、風防とリングを外します。これも、ヘラでこじ開けます。隙間が見えません。何度も場所を探してチャレンジです。かなり神経を使う作業です。肩こるわ・・・・6時の方向からヘラを差し込むとなんとなく手応えが・・・裏蓋と同じ要領でてこの原理でヘラを動かすと、「パカッ」テンションリングと一緒にプラの風防も外れました。これで、心置きなくサンエーパールで研磨できるわ。


2個のジャンク時計を分解。作業台の上は、エラいことになってます。どれがどの部品か解らなくなってきます。残念ながらジャイロマークの入った文字盤は写真ではわかりませんが、大きなへこみが入ってます。これは使えんなぁ。錆びたローターは移植。同じ部品で作られているので、綺麗な方を使えます。


リングが派手すぎるので、前回購入した当たりジャンクのスポーツマチック5のリングと入れ替えます。上品になりましたよ。


ジャンク1の時計。世界に一つ。オリジナルデザインのセイコースポーツマチック5の完成です。悪くないわ~。6,000円ほどの出費でこの時計が完成です。

時計の規格は同じなので、きせかえ感覚で文字盤のリングを交換できます。しかし、何度も分解したくないです。気合と根性が必要です。慣れれば問題ないと思いますが、今の私には、ちょっとハードルが高い。

これ以上高価な時計はやめておきます。常用使いのセイコー5。この時計のフェイス、綺麗なので、いい感じです。ベルト交換して使ってみよう。。。。楽しい時間でした。

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