東寺 弘法市

「今日、どうするの?」弘法市に行きたそうな家内。「特に・・・」ゆっくりするつもりでしたが・・・「東寺へ行こか?」と自分から切り出す私。笑顔の家内。。どうした私?

「結果自然成」。鈴虫寺で聞いた説教。「今を懸命に生きる」・・・今、この時間を有意義に使いたい。そんな大げさな気持ちの変化はありませんが、少しずつ実行しています。

国道171号を走ります。久しぶりの京都。近くのお寺に車を停めて、ブラブラと縁日を楽しみます。


国宝五重塔。京都に来たなと実感させられます。しかし、すごい人。想定内。家内がアチラコチラ歩くのも想定内。

私は、特にあてもなく、オールドレンズをつけたカメラで写真を撮りながら、アンティークな時計やカメラのレンズがあれば・・・ぐらいのつもりでブラブラ歩きます。


骨董品が並びます。・・絞りを絞って、マニュアルでピントを合わせて・こんな人混みの中で、やってられません。

フレクトゴン35mmで撮った写真はコレだけ・・・「モットじっくり写真撮りたぞ~」とい思いつつ、カバンにしまって、後は、ミラーレス一眼のオートでお任せショット。


 
食べ物屋の屋台もたくさん。着物の古着もたくさん。陶器の骨董もたくさん。コレは前に進まない。
 


ちりめんじゃことキャラブキ。美味しそう。目の前で「オマケ、オマケ・・・」はみ出すぐらいパックに入れてくれます。お買上げ。楽しいわ。

家内の財布の紐はなかなか固いです。その値段だったら買ったら・・・と思うものも、衝動買いはしない。何軒か回って納得したらご購入。コレが楽しいらしい。心強いパートナー。しっかりしていらっしゃる。

 
フリーマーケットの気分で行ってもいいですが、中にはプロもいます。「買う気があるのだったらモットちゃんと交渉しな!」と言われているような気分になることもあります。
 
そんな中で、コレ欲しいというオーラを送ると、そこは関西人の人情。「お勉強」してくれます。このやり取りがまた楽しい。
 
 
お坊さんが歩いて来られます。そうです。21日は、御影供の日です。道を開けます。あるき続けて、途中で、屋台に入って、焼きそば・たこ焼き etc・・・食べて、それでも、あっという間の4時間。充実した一日でした。家内は、掘り出し物をたくさん手に入れられたようで、ご満悦。
 

私は、お目当てのヴィンテージ腕時計も、オールドレンズもこれといったものがなくて、散策だけ・・・・のつもりでしたが、なんか虚しいわ。初めに素通りした浮世絵のブースに再度入って、浮世絵の復刻版を物見。

富嶽三十六景 「神奈川沖浪裏」 好きな浮世絵です。「これ1,000円でしたよね。」と交渉。他の版画も見たかったので、なんか良いの、ないです?と尋ねると、面白い版画を出してくれますが、・・しかし、滲んでいる。

真面目に復刻版を選びます。中から、「江戸百景」の浮世絵も出してくれますが、印刷が微妙にズレてます。指摘します。

やっぱり初めに見た、神奈川沖浪裏。コレを勧めてくれます。少し摺りが甘いですが、しっかりと線も出ています。


「京都版画院 品川版」 彫 原田 亀 摺 伊藤 智 の判が押されているので、とりあえず本物でしょう。

と言うより、ポスターでは表現できない、木版画のしっとりとして濃厚な色調。コレだけで十分です。

額装すると、かなりいい感じになりそうです。掘り出し物とまではいきませんが、ネットで「京都版画院」を検索すると、結構いい値段。。お店の人とやり取りしながら、気持ち良よく、持って帰れました。
 

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