Ukiyo-e

昨日、弘法市で買った復刻版の浮世絵。額装するために額の大きさを調べます。作品は、縦 257 cm・横 379 cm の大判横絵として作られています。

あっ、そうだ、額に入った浮世絵の復刻版・・・昔、買ったものが家にあります。久しぶりに出してきます。


喜多川 歌麿 (kitagawa-utamaro)「當世女風俗通・町家の妾」こちらも大判サイズ。この大きさの絵が入る額を買えば良いはずです。ラッキー。

久しぶりに出してきた歌麿の浮世絵。(復刻版)和室に飾る予定でしたが、出番なし。美人画で知られる歌麿の一枚。とりあえず買っておこうと、日本浮世絵博物館で買った一品。

スタッフの方に最終的に選んでもらったものです。「髪の毛の摺りがしっかり出ているからコレが良いですよ・・・」版画の良し悪しが、わからなかったものの、「高度な技術が必要な作品・・・・自分では彫れない。よし、買っておこう」ぐらいの気持ちで買った作品です。


部分をカットした画像なので、カメラの解像度が今ひとつですが、繊細です。(耳が透けて見える。ソレがどうした?)

大首絵作品の楽しみ方のひとつに、アップされた細部を見て楽しむことができることがあげられるそうです。

髪の毛の生え際やうなじを表現した毛割り(けわり)の部分。 「毛割り(けわり)」は、美人画の髪の毛の生え際、1mmのところに数本の毛を彫り込む 、髪の毛を通して耳が透けて見える表現らしい。彫師と摺師による技の巧みさと高度な技量が必要です。

なるほど・・・今頃になって、歌麿の版画の良さをまた一つ、知った次第です。深いですね。鑑賞の世界。
額のサイズは、少し大きめの 大衣(だいころ) 394×509」。このサイズがバランス的に良さそうです

さて、弘法市で買ってきた葛飾北斎(katsushika hokusai)の「神奈川沖浪裏」

購入する際、作品が曲がらないように、厚紙に挟んで、作品を入れてくれました。その中に、台紙用の水彩紙も入れてくれました。この水彩紙を作品の大きさにカットして、マット紙の代わりにできそうです。

入れ替えをして、額装します。慎重にカッターナイフと定規を使ってカット。真剣です。

 
オットこれは、・・・・・・いい感じです。1,000円のお買い物。お値段以上です。
 
背景の雲の切れ間が、オジリナルの作品と微妙に違いますが、コレはこれで味があって良いです。「京都版画院」
 
 
神奈川沖浪裏は、中学生の頃、日本の絵画の中で素晴らしいと思った一品。ダイナミックな波に目を奪われました。

 
 プルシアンブルー。この紺青が好きな色です。

舟にしがみついている人たち。動と静。波と富士山。この遠近感。とにかく構図が素晴らしいと思います。水しぶきが、富士に積もる雪のようにも見える。

背景のボカシは。摺師が水分の調整でぼかす高度な技術が必要らしい・・・

モット深く鑑賞できる作品だと思いますが、今はこの程度で良いです。リビングにしばらく飾って楽しませてもらいます。

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