未生流展
阪急うめだ本店で3月22日から開催されています。今日は後期の搬入日。
奥さん出展🎉✨😆✨🎊。作品の搬入お手伝いです。
阪急グランドビルの地下搬入口です。カートに作品を積んで、阪急うめだ店へ。普通は入れないディープな梅田の空間。
生け花展覧会と言えば、生花が美しく飾られた作品が並ぶイメージ。
「どんなん出すの」「竹を使った作品「何の花を使うの」「花は使わへんねん」❓❓❓
ジャンルを聞くと「造形」。なんだそれ❓場所は一番奥の目立たない場所。
「格花」「 新花」でもない。
かれこれ6ヶ月、コツコツと毎日少しずつ丸く切った竹を繋げた作品。
支部の副会長さん。「実力がないと造形での出品依頼は来ないよ。」
「そうですか」頑張りましたね。👩🎨。
今回の作品。
幅75cm 高さ2m10cmの作品を2枚並べてます。畳より高い作品。生け花展というより、美術展に近いかも。
難しいのは、円と円をくっつくること。点でしか接合出来ません。竹の厚みが1cm。となると1cmの線でしか結合出来ません。「どうするん❓たぶん壊れるよ、自立できひんよ」
奥さん、すべての竹の接合面を面で接合できるように幅1cmほど竹の表面をナイフで削って接合部分を平面にしてます。そして木工ボンドで接着しています。
さらに、すごいのは接合面全てを3mmのドリルで穴を開けて、竹串を差して補強しています。😱😱
しかも2枚。30㎝ほど離して重ねてます。気迫と執念。気の遠くなるような作業です。私には絶対できません。最終的にはテグスを使って吊るしています。崩れそうですが崩れない緊張感が出てます。
イメージの世界。抽象の世界。現代アート。美術の構成美の要素を頭に描き、鑑賞しながら設営です。
構成美の要素のベースは 「リピテーション」でしょうか。少し「リズム」、そして「バランス」。
繰り返しの構成による安定感。単調にならないように、空間を作り上下の動きを感じます。偶然に出来た重なる曲線の美しさも感じます。
素材観は、竹の持つ生命力、上に伸びていく力強さや自然竹の持っている暖かさや優しさが感じられる、とても心地よい作品だと思います。
しかし、特に生け花の展示会となると、勝手なイメージ。「お花は❓」未完成の状態にも見えます。
これが、造形のジャンルの作品と見れば、すごい抽象立体芸術でしょう。夕方5時から搬入。終わったのが11時30分。お疲れさまでした。
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