財産区の管理

ナンノコッチャ?

財産区とは?その昔、市町村合併をする際、村のため池や山林などを手放すことに、村人たちが抵抗してスムーズに回収できなかった土地?。

やむおえず財産区という特別地方公共団体を作って市と村が管理する場所にしましょうといった性格の土地でしょうか。(私なりの解釈、間違っていたらゴメンナサイ)

先祖代々、生活の中で当たり前に使っている村の住民に対して優先的に「今後も使わせてあげるよ」といった既得権のある土地などを指します。

村のため池もそうです。農業用の水をこの池から出してます。村にとっては重要な池。

しかし、このため池を管理するための費用が村にはほとんど残っていません。

毎年行わなくてはならない草刈りに参加してくれる組合員さん達に手当も出せない状況です。😭

毎年の草刈りと池の管理。どうする?。池を企業等にリースして使用料を入れてもらおう。👍

近年話題になっている「水上太陽光発電」。池に太陽光パネルを設置させてあげるから使用料を財産区に入れて〜。

こんな取り組みができないものか、市に相談に行きました。

近年、我が村のように運営費が底をつき、財産区の維持管理が出来ない村が増えてきてるとのこと。

市に泣きついても、この土地に関しては、条例に基づくと一切補助金を出さない事になっているとのこと。🤯

お先に真っ暗やん😱。管理できなくなったら処分でしょうか。その方向性でしょうね。市にとっては財産区は消滅して欲しい存在なんでしょう。

でもね。数年後には管理できない財産区のため池や山はアチラコチラで出てきますよ。

その時に困るのは管理者である市長ですよ。と言ってやりました。

売るに売れない、そして管理できない、草ボウボウのため池が高槻市のアチラコチラに出現することもそう遠い話ではないことを認識している職員さん。

この部署の職員さん大変や。市の後ろ盾もなく、我々に対応しなくてはならない。

水上太陽光発電。頭からダメですって却下されると思いきや、前向きに検討してくれます。

「池の水を汲み出すポンプの電気代をその水上太陽光発電で賄うことは出来ないのか?」「設置会社との交渉しだいでしょうね。」

市の職員さん、村の課題を解消できる方向で意見を行ってくれます。😆

基本的なシステムは太陽光発電システムの設置は材料も含めて全て業者が行う。設置後のメンテナンスも業者が行う。

財産区は設置場所としてため池を貸出。20年契約で長期間ため池の使用料を財産区に入れてもらう。

そのお金を池の草刈りや修繕費用に当てる。業者は作った電気を売電して、初期投資を数年かけて回収。その後は利益に繋げる。

こういうエコな取り組みには国の補助金がかなり見込めるので業者は無料で設備を提供しても、利益を見込めるのでしょう。

財産区は場所を貸し出すだけで安定した収入が長期間得られる。こんな感じでしょうか。

周囲の住民の理解を得られないと実現しないプランですが、話を進めて構わないとの前向きな返答。

課題は山のようにありますが、財産区の維持管理の費用を賄う事ができるのであればやってみます。

村のため池に水上太陽光発電。高槻市では前例がありません。しかし、他の自治体ではすでに実施されています。

前例がないことにお役所さんは腰が重いですが、この話、かなり耳を傾けてくれました。動かなければ何も変わらない。ムリシナイ。ダメ元精神でのんびりやってます。



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