バインダー試運転


長年使用していたバインダーが結束出来ず、先日譲り受けたバインダー。

この特殊な農機具。稲を刈った後、麻紐で結束してくれる機械です。

しかし、動くらしいけれど、動作確認が出来ていません。これが、出来なければ、ただの粗大ごみ。

「ちゃんと確認してから、引き取りなさい」😓

「実は、やり方分からなかったのです」you tube 数本見て、テストです

「なんで紐をくくれるねん?」ワカラン。先人達の知恵には頭が下がります。

説明できませんけれど、ビルと呼ばれる爪のようなものがクルッと回転して引っ張って切る。

こんな事を、このバインダーがやってくれます。

さて、我が家に来たこのオールドバインダー。このビルの部分が新しい。交換済みです。これは消耗品なのでウレシイ。

「よっしゃ。行きましょか。」SUZUE、ホンマにビンテージもん。交換部品はないでしょう。壊れるまでお付き合いしていただきましょう。

さて、テストです。頑張れビンテージバインダー。

チョークを引っ張ってリコイルスタート。「ボボボン。」エンジン始動。アイドリング安定。

各部作動。「し、しかし」。突然エンジン停止。🤯「なんでやねん?」😱今まで、何度もテストして動いていたのに。😅

スターター引っ張ってもかかりません。「ヤバいわ」😰

頭真っ白。冷静になれ。多分キャブレターの詰まりでしょう。

今さら分解?イヤイヤまずはチェック。エアクリーナーオープン。

「ナンジャ?。」エアクリーナーが、あれへん。しかもボロボロのフィルターの残骸がへばりついてます。

このボロボロのスポンジがキャブレターに入ったのでしょう。😵‍💫

どうするキャブレター分解?「ちょっと待て。」キャブクリーナー、直接噴霧して強制的にエンジンかけよ。

「シュー。」泡状のキャブクリーナーをキャブに直接噴霧。

ここからは持久戦です。ひたすらリコイルを引きます。「ブロロン、ブロロン」。この辺はもう感覚。何度か引いていると少し手応えあり。

「ボボボボン。」詰まっていたキャブが復活。🎉

さらにキャブクリーナー吹き付けて詰まったスポンジを焼き切ってエンジン安定させましょう。

汎用のクリーナー用スポンジを適当に切って様子をみます。しかし仕事が雑やわ。

ついでにエンジンオイル点検。量はマックスだったので少し抜きます。そして、少し汚れていますが許容範囲内。次回交換です。

さて、本題に戻ります。今日は紐の結束です。まずは紐の通し方。



本体にシールが貼ってあります。

自然に紐が流れるように各部分に通します。

ポイント1 最後に穴の開いた爪に紐を通します。

ミシンも最後針穴に糸を通したっけ。関係ないかもしれませんが、一通り構造を頭の中に入れて説明シールどおり作業をします。

わかりにくいわ。😰

メーカーが違っても、どのバインダーも仕組みは変わりません。

ポイント2 紐クラッチはテンションをしっかりかけて緩めない

無事紐を通していよいよ結束テストです。

ポイント3 麻紐が手前にくるように藁を挟む

紐を広げて藁を入れます。そして、藁が、溜まってきたら自動的にクラッチを押し出し、結束するようです。

エンジンオン。走行レバー、刈り取りレバーを入れます。

「ガチャガチャガチャ。」刈取機が作動。

稲が溜まったらクラッチ(赤い部分)を押し出す仕組み。そして、紐で結束。今は、藁が一束しかないので、足で操作。

ポイント4 足で強制的にクラッチを押します。

ガチャン。結束して藁を排出。

「おおっ。」🎉🥰いい感じやん。結束できています。「ありがと~。来年の覚書」

と言うより、この複雑な機構のバインダーの仕組みを一応頭で整理して、キャブレターの詰まりの修理と結束テストまで出来たら自分を褒めてあげたい。

「良くやった!」🧑‍🌾

なんか胸のつかえが一つ取れたような感じ。今月末の稲刈り。一つレベルアップ。準備ができました。

次はコンバイン。バッテリー上がってるやろな。1年に一度の大イベント。近づいてます。

ホンマにこの忙しい時に保護司の仕事詰まってます。ボランティアもホドホドにです。

頑張りましょう。



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