水彩スケッチ講習会



 4月に短プロ農業大学校の同窓生さんたちと、スケッチをすることになりました。講師やります。😅

前回は、お二人だったので下書きなしで、仲良く3人並んで、描きはじめから終わりまで、ご一緒に描きました。

でも、今度は人数が増えそうなので、同じ場所で描けないでしょう。

はじめての方もいらっしゃるので、シンプルに描いて満足してもらえる🍴🈵😆描き方でいきます。

なにより気軽に参加してもらいたいです。

手ぶらでお気楽スケッチ会。さっそく試し描きです。

1【下書き編】

極細マジックで下書きします。

極細マジックで水性(上)と油性(下)を使って下書きしてみました。

デッサンが好きな人はがっつり明暗をつけて下書きをしても良いです。輪郭を描くだけで、かなり塗りやすくなります。私は最小限の下書きで描いています。

水性マジックはにじみます。

にじまない油性マジックの方が使いやすいです。鉛筆でも全然OKです。

構図の基本は(三分割法)これポイント☝️

画面を9分割。⭕のあたりににポイントを持ってきます。試し描きでは、左側に木が入っています。

2【着色編】

空から塗ります。基本は遠くにあるものから塗ります。

ウェットインウェット。☝️必修技

空→うすーく水だけで塗ります。乾かないうちに青色でうすーく着色します。じんわり青色が広がります。続けて紺色などで重ね塗りをします。紺色が広がっていきます。

筆のタッチは横にす~っと引いていく感じ。

空は上の方が青く、水平線に近くなるほど薄く塗ってます。

このときに自然に出来るにじみは意図的に残します。これが透明水彩の醍醐味です。

リフトアウト。☝️必修技

塗っていくと「あっ、色つきすぎ❗」と感じることが度々あります。そんなときは、慌てずにティッシュでポンポンと絵の具を拭き取ります。空でポンポンと使うと雲みたいに白く抜けます。

消したいときはティシュで拭き取り。このテクニックは重要です。ティッシュは忘れずに。😊

この2つのテクニックだけで全体を塗っています。

つぎに山を塗ってます。→空と同様に水だけで下塗りをします。

青を混ぜた薄い緑で全体を着色しています。乾かないうちに地面に近い場所は、少し色を変えて黄を混ぜた緑でウェットインウェット。自然ににじむのを待ちます。

にじみすぎたら、慌てずにティッシュでポンポンポン。拭き取ります。大丈夫です。

右の山は青色を多めに混ぜた緑で塗ってます。

手前の地面。(黄土色)で塗って(茶色)を被せてます。

少しづつ他の色を混ぜることで変化が生まれ自分だけのオリジナル作品になっていきます。

絵はここが面白い。人は人。自分だけの世界を楽しみましょう。

ウェットオンドライ ☝️必修技

ふつうに重ね塗りのことです。乾いてる上から色を重ねて塗ることで絵がハッキリしてきます

草や木の葉などは、点描のタッチなどで少し細かく重ねて塗っています。水彩画に点描はよく合うので使います。

草や葉の色は、黄緑や緑を使いますが、そのまま塗ると派手な感じになるので、反対色のオレンジや赤を少し混ぜて自然界の緑に近づけます。《彩度を下げます》👉

時間があれば、近景を書き込んでいけば、さらに遠近感がでます。

塗り方の次は色の使い方。感じたまま自由に色を使うのが🎨アートだ。。細かいことはどーでも良いけど😚

一応風景画の着色の基本を紹介します。

空気遠近法 ☝️必修技

遠近感を表現するために遠くに見えるものは寒色系で青白っぽくぼんやりと。近くに見えるものは、暖色系で黄色や赤を使って影は暗い色ではっきりと塗ってます。👉

今日のポイントです。

まずは現場についたらスマホで描きたい所を写真で撮って下さい。それを見本にして下書きし出来ます。結構使ってます。

【構図】

三分割法でポイントを決めます。遠景-中景-近景を入れた構図つくりを意識します。

【着色の方法】

遠くに見えるものから塗る。薄い色から塗ります。

ウェットインウェット

リフトアウト

ウェットオンドライ

空気遠近法

☝️これで、描いてみてください👨‍🎨👩‍🎨


3【パワーアップ編】

⭕空気遠近法で説明した寒色と暖色は、この図の色を参考にしてください。

⭕単調にならないように色味を変えて近い色で、2回から3回、重ね塗りすれば、良い感じになります。

 30分程度で描きました。まだ、色を重ねることも出来ます。やり過ぎると濁ってくるので、これくらいでやめときます。

長文すみません。お疲れさまでした。楽しみましょう。


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